2013年07月22日

Justice

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Tim Vicary著の「justice」を読んだ。
高校生レベルの英語力があれば、
スラスラと読める内容。

要約すると、女王様の乗る馬車に爆弾が仕掛けられてて、
議会の目の前で爆発が起きた。
主人公 Jane の目の前にいた赤茶色の髪の女が、
ラジオで電磁波を飛ばして(?)爆発を遠隔操作した。
Jane の父親は馬車の運転手であったが、
本来、テロで亡くなる予定であった王妃は死を免れ、
Jane の父も片足こそ失くしたものの、命は取り留めた。
しかし、テロの犯人たちは、これが都合悪かったらしい。

Jane の父親が、テロが起きる前に、
とある女性(上の赤茶色の人)と出会って厩舎に連れていくが、
ここでの空白の10分間のうちに女は爆弾を仕掛けたらしい。
Jane の父が、その不審な動きを警察に喋るといけないから、
テロリストの2人は Jane を人質に取って、
Jane 父に口封じを迫る。
しかし、父親の正義はそれを許さなかった。
警察に真実(犯人との電話でのやり取り)を告白し、
娘を奪還、そしてテロリストの殲滅へ・・・

とはならず、柔道をやっていた Jane があまりにも強すぎて、
銃を持ってる犯人2人をやっつけてしまったというオチ。
正直「え?」という驚きを隠せない。
だったら、最初自宅で襲われたとき、
もうちょっとどうにかできたんじゃないのか?

しかし、この間、警察が2人を誤認逮捕してるので、
娘を取るか、それとも無罪の人を救う・テロリストを捕まえるか、
という難しい選択を父親は迫られる。
黙っててもいずれ娘は殺されるだろうという思いから、
結局は警察に全部言うことになるが・・・

ん〜、これどうなんだろう。
客観的に証拠が不十分だから、
このテロリストたち事故後何もしてなければ生き延びてたかも?
まぁ、それはテーマと関係ないからいいけど、
正義ってなに?っちゅうことですわな。

悪が滅びる、これは確かに正義。
しかし、悪とはなんだろう。
テロをする方にも大義がある。
テロリストからしたら、テロを起すことが正義かもしれない。
テロで死傷者を出した、確かに悪いことだ。
しかし、だからといって、Jane がテロリストを殺すのも一面では悪ではなかろうか。
最後の「there is some justice」の some の記述も、
多少 Jane がテロリストを殺したことへの後ろめたさを感じてるように思える。
まぁ、眼前で銃突きつけられてるから、この場合は正当防衛が働くけどね。
しかし、この正当防衛も正義と同じく、難しい言葉だよな・・・

結局、正義って曖昧で都合の良いものなのかな?

しかし、この本、警察が事実として誤認逮捕してるってことは、
客観的に証拠が不十分だったんではないか?
犯人が死んだ以上、犯人が犯人であることを知ってるのは、
Jane とその父のみ。
でも、その証言でしかそれを証明できない。
Jane が殺人で訴えられた場合、
テロリストだったからという理屈がどこまで通じるんだろうか。
まぁ、もしもの話だけど。
posted by くまでらひとし at 01:57| Comment(0) | 読書感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月16日

読了

「skyjack」というペーパーバックの英語小説を読み終えた。
最初は、ちゃんと読めるか自信なかったけど、
この本に関しては高校生レベルの英語で
分かりやすい様に書かれてる。
2時間ほどで一気に読み終えた。

以下、ネタバレありだけど、
ちょっと、これ設定に色々疑問を感じる。
飛行機がハイジャックされて、
その乗客の中に、小さい国家の女性首相の夫が
乗っていたっていう話だけど、
専用機はなかったんかい。
世界最初のハイジャック事例とかならまだしもだけど。

あと、スチュワーデスまでグルっていうのもな…
本来乗るはずだった方のスチュワーデスの記述は一切ない。
どうやってバレないように、変装したんだか。
たまたまそのスチュワーデスが、ハイジャック犯と同じ国籍
だったっていう可能性もあるけど、
それじゃ話ができすぎてるような・・・

結局は、自国の特殊部隊が飛行機に潜入して、
テロリストを殺害してエンド。
まぁ、そうなるだろうなっていう締めくくり。
しかし、自分があたかもその飛行機に乗っているかのような
スリルは簡単な英文でも味わえた。
なんで飛行機に銃持ち込めるの?っていう疑問もあるけどさ。

結論としては、ハイジャックと、
着陸時の操縦ミスには注意ってとこか。
posted by くまでらひとし at 00:29| Comment(0) | 読書感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月12日

食品添加物は敵? 味方?

「食品添加物は敵? 味方?」  by 西島基弘

中立的な立場から食品添加物を整理とあるが、
完全に肯定側の意見。
先日書いた「これを食べてはいけない」とは正反対の内容だ。
動物実験して影響のない量の1/100だから、
人体においても影響はないと主張している。
「これを〜」を読んで、食品添加物について
過敏になってしまったが、この本でやや中和された感じ。
すべての食品添加物が危険という訳ではない。
中には食品添加物がないと成り立たないものもある。
食品添加物=体に悪いと決め付ける固定観念の方がよっぽど危ないのかも。

食品添加物のメリットとしては、
忙しい人でも手軽においしいものを食べられる。
保存性が上がるのでゴミが減らせる。
食物の多様性を生む。
食中毒を防止できる…などなど。
反面、素材本来の味が分からなくなる。
化学調味料と合わせて摂ると、塩分が多くなってしまう。
食べ合わせの不安など、気になる点も多い。

某メーカーのサラダ油のように、
一度市場に出回ったものが回収されたあたりを考慮すると、
今流通されているものも、すべてが全部完全に安全とは言い切れない気がする。
忙しかったり、時間がないときは、そういうもので済ませてもイイけど、
時間のあるときは添加物・化学調味料を極力控えた料理を自分で作りたいものだ。
有機野菜を使えば、地球環境にもイイし。
なによりも一番恐ろしいのは、
粗悪な原料を食品添加物などでごましている業者が存在している可能性があるということ。
最初から無添加のものを選べば、こんな心配はしなくていい。

食品添加物のことだけでなく、化学調味料、残留農薬など、
食に関する色々な問題について考えさせられる。
化学は万能と考えるか、自然を崇拝するか−
敵か味方かは、自分で判断するしかない。
posted by くまでらひとし at 03:07| Comment(0) | 読書感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする